先日、FOM出版のテキストでMOS試験の勉強をされている生徒さんからいただいた質問です。
FOM出版のテキストで勉強を始めると、最初の段階でご紹介するエラーが発生してきます。
教室に通われていない方は、解決方法がなかなか分からず挫折するんじゃないだろうかと思い、今回の記事を書かせていただきました。
ちなみに、一番最初にエラーが登場するのは Lesson 3です。
下記のテキストです。ご使用中のテキストと合っているかご確認ください。
症状
「外部データの取り込み」グループがなく、テキストファイルのインポート操作ができない。
初っ端なからテキスト通りの操作ができずに、四苦八苦する形になるわけです。
それっぽい操作をしようと、「テキストまたはCSVから」を選び、操作をしようとすると、テキストウィザードがでないという絶望を味わうわけです。
上記のような症状は、下記のページでおきます。
P.31 | テキストファイルのインポート | Lesson 3(1)(2) |
P.95 | 確認問題 | Lesson 33(6) |
P.288 | 第2回模擬試験 | プロジェクト 4 タスク(4) |
P.298 | 第3回模擬試験 | プロジェクト 7 タスク(4) |
P.306 | 第4回模擬試験 | プロジェクト 5 タスク(3) |
P.313 | 第5回模擬試験 | プロジェクト 3 タスク(5) |
原因
現在のOfficeは自動アップデート機能があり、「データ」タブの「外部データの取り込み」グループが「データの取得」グループに変更され、グループ内のコマンドも新しくなるように更新されました。
「更新してしまうと、どうすることもできないのですか?」と聞かれることがあります(実際に聞かれました)が、対処方法はあります。
対処方法
【基本設定】
- 「ファイル」タブを選択
- 「オプション」をクリックすると、
「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示 - 左側の一覧から「データ」を選択
- 右側の一覧から「レガシーインポートウィザードの表示」の「テキストから(レガシ)」のチェックをオンにする
- 「OK」をクリック
代替操作
- 「データ」タブを選択
- 「データの取得」グループの「従来のウィザード」をクリック
- 「テキストから(レガシ)」をクリック
この操作は、練習のときのみです。
MOS試験のときは、「データ」タブ → 「外部データの取り込み」グループの「テキストからデータを取り込み」で操作してください。
最後に
自動アップデートされることにより、常に最新バージョンが使えるというメリットがあります。これにより、Officeの新しいライセンスを購入しなくても常に最新バージョンが使えるわけです。ありがたいです。
しかし、初心者などの方にはテキストに記載されていることと、操作性が変わるなどの混乱を招く要因となることは確実です。
そういった方は、是非、私のブログをなどを見るなどして最新情報を確認してください。