ジャニーズ写真のWeb掲載解禁から考える肖像権(著作権)

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

日本最大のエンターテイメント集団であるジャニーズ事務所をご存知でしょうか?

知らないなんていう人はいないと思います。

では、タレント写真のWeb掲載は禁止されていた事実はご存知でしょうか?

途端に知っている人は減るのではないでしょうか。

長らくジャニー喜多川社長の意向でタレントの写真はWeb掲載がされていませんでした。

しかし、遂にジャニーズ事務所がジャニーズ写真のWeb掲載を解禁するという大きな改革を決断するに至りました。

では、なぜジャニーズ事務所はこれまでWeb掲載を禁止していたのか。

それには肖像権が絡んできます。

今回の記事では、ジャニーズ写真から肖像権について深掘りしていきたいと思います。

では、今回の講義を始めます。

ジャニーズ写真がWeb掲載されなかった理由

これまでも公共性の高い外務省のホームページには、日UAE親善大使に任命された滝沢秀明の写真が掲載される等の例外的な解禁がされることはありました。

しかし、どんな話題になったドラマやバラエティ等のホームページにもジャニーズ写真が掲載されることはなく、白黒抜きのシルエットのみでした。

では、なぜここまで徹底してタレントの写真を掲載することを許さなかったのでしょうか。

ジャニーズ事務所が公式見解として回答しているわけではないので、数々の言い伝えからのお伝えとなります。

ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏がアメリカ合衆国カリフォルニア州出身であるからと言われています。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ではパブリシティ権を財産権とする考え方が浸透しています。

もちろん他にもタレントの露出を事務所でコントロールしたいという大人の事情などもあるのでしょうが、今回はこのカリフォルニア州出身説を中心にしていきたいと思います。

肖像権とパブリシティ権

ここから先を見る前に少し図をみていただきと思います。

これを見ていただくと分かると思いますが、肖像権は2つに分けることができます。

その2つの中の1つがパブリシティ権となります。

そこで、まずパブリシティ権を理解する上で知らなければならない知識が出てきます。

それは『肖像権』です。

肖像権について

肖像権とは、自分の容姿や姿態をみだりに撮影や公開をされない権利です。

これは成分法として明文化がされているわけではなく、判例法として確立されてきた権利です。

これは写真だけだと考える人も多いですが、イラストも同じです。

イラストも人の容姿や姿態を描写したものである場合は同じく肖像権が発生します。

つまり、モデルの人に無断で、その人の写真、その人が描写されたイラストを使うことは肖像権違反と考えることができます。

パブリシティ権について

では、ツイッターなどでジャニーズの似顔絵を書いてツイートしている人がいるのは肖像権違反なのか。

これは、そのジャニーズの名誉や社会的信用を低下されるものでなければ表現の自由の範囲で肖像権に違反することはありません。

しかし、ここで登場する考え方があります。

それが『パブリシティ権』です。

パブリシティ権とは、氏名・肖像等による顧客誘引力を利用する権利をいいます。

少し難しいと思うので、簡単に表現してみましょう。

俳優、歌手、スポーツ選手などの有名人には、その肖像、氏名などに商品の販売を促進するような有益な効果(顧客誘引力)があります。

その顧客誘引力を経済的な利益や価値である財産的価値と考え、他人から無断で利用されないように守る権利をパブリシティ権といいます。

つまり、有名人はそれだけで財産である、ということです。

プライバシー権とは

では、最後に人格権であるプライバシー権をみてみましょう。

プライバシー権とは、私生活をみだりに公開されない権利です。

無断で私生活を撮影され、それをWeb上で公開された場合は、プライバシー権の侵害として削除削除の依頼をすることが可能ですので、弁護士に相談してみてください。

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ジャニー喜多川氏の守りたかったタレントの価値

肖像権やパブリシティ権というのが分かっていただけたのではないでしょうか?

タレントそのものを財産的価値と考えるパブリシティ権から見ると、ジャニー喜多川氏が何を守りたかったのかを推察することができます。

ジャニー喜多川氏は、タレントを安売りせずに高い価値を維持したかったのだと思います。

小さい子どもの頃からジュニアとしてジャニーズに所属し、手塩をかけて育て上げた所属タレントを安売りしたくなかったのだと思います。

そのためもあってかジャニーズは所属タレントの肖像権に厳しい芸能事務所として有名でした。

まとめ

今回は肖像権とパブリシティ権についてお伝えしました。

はじめてパブリシティ権について詳しく調べましたが、的屋などでジャニーズ写真を無断で利用して作ったおもちゃを高く売っているのを思い出しました。

あれ、違法だったんですね。

著作権をフル無視した商売を何年もすることができるのは、その精神力に本当に驚きます。

今回の記事を書くことで、より一層著作権やパブリシティ権については意識を高めていきたいと思います。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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