違法ダウンロードの範囲が拡大となる改正著作権法をわかりやすく

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

著作権法が改正されることはご存知でしょうか?

ブロガーやライターをしている方を含めて、私達のような人間は必ず知識として持って置かなければなりません。

改正法を追いかけるだけでも大変なのに、今回の改正は大きく変わるため内容を把握することも大変です。

そこで、今回の記事ではわかりやすく噛み砕いてお伝えできればと思っています。

では、今回の講義を始めます。

著作権法の改正の背景

まずは、改正の背景からお伝えします。

巨大違法海賊版サイトである「漫画村」が突如出現したことによって、多くの出版社が巨額の損害を負うことになりました。

また、サブスクリプションの出現によって多くの人がスマートフォンやタブレットで音楽、映画、漫画などを楽しむことができるようになりました。

その一方で、膨大な数の著作物が著作権者の同意なくしてインターネット上で公開されることによって、被害を被っています。

この被害を受けている分野は漫画や音楽だけではなく、雑誌、写真集、専門書、ゲーム、学術論文など多岐に渡ります。

現在のような状態が継続されると、同意なくして公開されることに躊躇して新たなコンテンツの創作がされなくなることになります。

そこで、著作権者やクリエイターの保護の観点から、著作権法改正することになりました。

この改正理由が分かると今回の改正が骨身に染み渡ります。

① 侵害コンテンツのダウンロード違法化

違法にアップロードがされたものと知りながら、ダウンロードする行為は違法となります。

ただ違法となっただけではなく、刑罰の規定も創設されました。

音楽や映像については従来から違法で刑事罰がありましたが、その他は私的使用の範囲であれば違法・刑罰はありませんでした。

今回の改正で特定のコンテンツだけではなく、世に存在するすべてのコンテンツで違法・刑罰化されました。

違法化の対象から除外される場合

  • スクリーンショットを行う際の違法画像等の写り込み
  • 数十頁で構成される漫画の1コマ〜数コマなど「軽微なもの」
  • 二次創作・パロディ
  • 著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合

これらの場合には、国民の正当な情報収集行為を萎縮させないように、侵害コンテンツをダウンロードする手法による場合でも違法とならないようになっています。

「軽微なもの」とは?

下記の場合を軽微なものとして、違法とされません。

ダウンロードした分量が少ない場合

  • ページ数が数十ページに及ぶ漫画の1コマ~数コマ
  • 数百ページで構成される小説の1ページ~数ページ
  • 長文構成の論文や新聞記事などの1行~数行

こういった分量の少ない「軽微なもの」は違法となりません。

画質が粗い場合

鑑賞に堪えられないほどの低い画質で粗い画像も「軽微なもの」となります。

その粗い画像をダウンロードしても違法とはなりません。

「特別な事情」とは

違法化の対象として除外されるパターンが設けられた理由と同じで、正当な情報収集行為の萎縮を防止するために違法とならない場合を判断できる安全としても「著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情」を設けることになりました。

その特別な事情は下記の2つです。

  1. 著作物の種類・経済的価値などを踏まえた保護の必要性の程度
  2. ダウンロードの目的・必要性なども含めた態様
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② リーチサイトの規制

近年、著作権法を侵害しているコンテンツとしてリーチサイトがあります。

今回の改正において、このリーチサイトの処罰化を進めることによって、著作権の侵害を減らす試みをしています。

リーチサイトとは

リーチサイトとは、侵害している著作物を掲載したウェブサイトのリンク情報を掲載っしたウェブサイトをいいます。

(公衆送信権等)
第二十三条 著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。
 2 著作者は、公衆送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有する。

著作権法 | e-Gov法令検索

著作権者に無断で著作物をウェブサイトに掲載する行為は、従来から違法です。

具体的には、「公衆送信権」の侵害に該当します。

そして、「公衆送信権」を侵害したコンテンツを掲載しているウェブサイトへリンクを貼ることで、そのコンテンツに興味のあるユーザーがアクセスをしてきます。

そのリンクを貼ったサイトに広告が設置されている場合は、広告にアクセスをしたり、クリックをした場合に運営者に収益が発生します。

このことから下記の問題点が発生することになります。

リーチサイトの問題点

一見は問題点が無さそうに見えるリーチサイトですが、大きな問題点があります。

その問題点を順にみていきましょう。

問題点① 他人の著作物から無断で収益を得ている

リーチサイトの収入源のメインは、広告収入です。

この広告収入を得る手法の1つとして、リーチサイトが運営されています。

収益額を上げるために、話題性の高い人気のコンテンツを侵害する違法リンクを大量に貼ることによって、アクセス数の増加を図っているわけです。

問題点② 違法アップロード・ダウンロードを助長する

リーチサイトは、著作権を侵害しているコンテンツを掲載しているウェブサイトのリンク先を貼っているウェブサイトのこといいました。

といういことは、リーチサイトを経由をして、リンク先の著作権を侵害したコンテンツを掲載しているウェブサイトへアクセスすることも容易にできます。

これは著作権を侵害するコンテンツを掲載しているウェブサイトの運営者の意図を満足させることに繋がります。

著作権を侵害するコンテンツを掲載している理由は、多くの人にサイトへ訪問していただくことで、広告収入の増加を図りたいからです。

つまり、違法アップロードをすれば、ユーザーと広告収入が増えることを学ぶので、助長につながるわけです。

また、この違法アップロードが増加するということは、その対局軸にいる違法ダウンロードも増加することになります。

侵害に侵害を重ねることになると知る必要性があります。

③ その他の改正内容

違法ダウンロードの厳罰化やリーチサイトの規制以外にも、様々な点が改正されます。

その中でも気になるのは、アクセスコントロールの保護の強化とプログラム登録特例法です。

上記の2つに関しては、またの機会にお伝えしていきたいと思います。

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まとめ

まとめサイトのような形で、リーチサイトがずっと運営がされていました。

過去には、リーチサイトが検索上位に表示されやすく、莫大な利益を上げていたのは事実です。

Googleはアルゴリズムを変更することによって、リーチサイトは検索結果に表示されにくくしたり、検索上位に上がらないようにしました。

そうのことで、アフィリエイターの中では「リーチサイトでは儲からないから、リーチサイトはやめよう」ということになりました。

しかし、漫画村の出現によって、違法・罰則化がされたわけです。

より厳しく、そして縛りをきつくしていくわけです。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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