「バトルロワイヤル」にめり込んだ小中学生が無断での高額課金や障害事件での逮捕まで

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

近年、新型コロナウィルスの影響でゲームを通じてのトラブルが増えています。

  • ゲームでの出来事をリアルに持ち込み、暴行事件に発展
  • 未成年者が大人と知り合い、性犯罪事件に発展
  • 課金をするために親のクレジットカードを無駄で使用

もうトラブル事例を上げればキリがありません。

今回は、現金を盗取したり、傷害事件を起こし逮捕された事件です。

この事件を例に、ゲームを通じて起きるトラブルをお伝えしたいと思います。

では、今回の講義を始めます。

事件の概要

12月(昨年)

福岡県の中学生が大麻購入の勧誘を受けました。

この勧誘は、「バトルロワイヤル」の中に設けられたメッセージのやりとりができる機能からです。

この機能を利用して、大人と知り合った未成年者が性犯罪に巻き込まれる事例もたくさん存在しています。

8月

福岡県那珂川市の那珂川北中で調査をすると、生徒の約3分の1が「バトルロワイヤル」で遊んでいることが判明しました。

調査を始めた理由は、この中学校の存在する校区内で生徒同士で悪口を言い合っていたことからでした。

9月上旬

福岡県の男子中学生(15歳)が同級生を通学路で待ち伏せし、画面を殴打する事件が発生します。

この事件が起きた理由は、15歳の男子中学生が「バトルロワイヤル」というスマートフォンのオンラインゲームにのめり込んでおり、そのゲームで使用するキャラクターを育てていました。

同級生がその育てたキャラクターを男子中学生に無断で使用したことが始まりでした。

その男子中学生は、この顔面殴打事件だけではなく、親から現金を盗んだり、別の同級生から現金をカツアゲをしながら、約30万円以上もの額をゲームに課金していたそうです。

国民生活センターへの相談数

国民生活センター、いわゆる消費生活相談センターへの小中学生のオンラインゲームに関する相談は、年々増加傾向にあります。

本年は前年同期比で414件もの増加傾向にあり、2020年(10月14日現在)は1347件にも及ぶ1000件の大台に乗ったそうです。

相談内容の大部分が子どもが無断で課金した高額な支払いに関する保護者の相談だそうです。

実際にあった例としては、下記なようなものがあります。

  • 小学生の子どもが友達から「キャリア決済ならお金がかからない」と聞いて高額課金した
  • 子どもが「決済完了メール」の通知を削除していたために、高額課金に気付かなかった
  • 家庭用ゲーム機で、親のアカウントが紐づいたクレジットカードに課金していた
  • 1度だけ課金するためにクレジットカードを登録したが、その1回のときに高額した

すべての事例を見て分かると思いますが、子どものマネーリテラシーが低いことが原因です。

ただ、子どもはマネーリテラシーが低いことが当たり前といえば当たり前であると思います。

そのために子どもは法定代理人である親に無断で高額な取引ができないようになっています。

対処法

(未成年者の法律行為)
第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
  前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
  第一項の規定にかかわらず、法定代理人が目的を定めて処分を許した財産は、その目的の範囲内において、未成年者が自由に処分することができる。目的を定めないで処分を許した財産を処分するときも、同様とする。

民法 | e-Gov法令検索

原則、未成年者は法定代理人の同意がなくては、何もできません。

原則とお伝えした理由は、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為は法定代理人の同意がなくてもすることができるからです。

では、オンラインゲームなどは単に権利を得、又は義務を免れる法律行為に該当するでしょうか

素人から見ても、該当しないのは明白であると思います。

そこで、小中学生の未成年者が親に無断で高額課金をした場合は、民法5条で課金契約の取消しをすることができます。

ただし、ここで重要な点があります。

小中学生の未成年者が「成年者である」と偽った場合は、契約の取消しや返金が認められない場合もあるので要注意です。

未然に防ぐ工夫

課金でのトラブルは、きちんとお子さんとお金の話をし、理解を促すことが必要です。

家庭内でのルールの策定も視野に入れて、未然に防ぐ工夫は必要です。

たとえば、課金をする場合はプリペイドカードで一定の額以上は課金ができないようにするなどの工夫は本当に大事です。

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まとめ

当初は本件でおきた傷害を題材にして、リア凸して起きた傷害事件をいくつかお伝えして、ゲーム依存症はリアルにまで影響をすることをお伝えしようと思っていました。

しかし、高額課金の方が多いことに気付き、内容を若干変更しました。

消費者センターでも高額課金の相談が後を絶たないと聞いて、本当に驚きました。

ゲーム開発会社も容易に課金できない仕組み作りをする必要性に迫られているように感じます。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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