なりすましの恐怖を感じるドコモ口座不正引き出し事件

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

みなさんは覚えていらっしゃるでしょうか?

昨年の9月に起きたドコモ口座不正引き出し事件を。

昨年の9月の時点では手法なども不明確だったため記事にするこを控えたのですが、先日、逮捕され手法も明らかとなったので記事にしてお伝えすることにしました。

結果としては、ドコモ側の本人確認の不十分さが非常に大きいことが分かりました。

では、今回の講義を始めます。

事件の経緯

七十七銀行と中国銀行

まずは上記の2つの銀行の口座番号と暗証番号を不正に盗み出し、ドコモ口座に不正に登録し、不正利用された金融被害が発生しました。

これが魔の報道でした。

ゆうちょ銀行とりそな銀行

次は、ゆうちょ銀行とりそな銀行でも同様の事件が発生しました。

これは報道がされている範囲で、実際には被害銀行は10銀行を突破しています。

本人確認が不備であると発表

この不正引き出しが起きた大きな問題は安全確保の肝である「本人確認」が不十分であったことであると、ドコモが発表し、謝罪しました。

ただ驚くのは、「本人確認」の不十分さが伝わるドコモの丸山誠治副社長の釈明です。

「当初は銀行口座と名義が一致しなくてもいいという緩い形で運用を始めたが、一致を確認するなどセキュリティー上の問題を改善してきた」

名義の不一致でも運用ができるなんて考えることはできません。

それでもすべての原因を解明するには犯人の逮捕以外にはない状況です。

犯人の逮捕

今年に入り、犯人である東京都在住の中国籍の20代の男女2人を被疑者として逮捕されました。

電子計算機使用詐欺の疑いです。

2020年8月末~9月初旬

岡山県に住む面識のない男女になりすし、中国銀行とドコモ口座を不正に連携します。

他にも約20人分の「d払い」を不正に連携し、何度も預金をドコモ口座に移し、加熱式たばこやipadなど約500万円分を購入してそうです。

すべての人に共通するのは、「d払い」の未利用者であったことです。

未連携だったところから、未利用者であったことは容易に想像がつきますね

なりすましと電子計算機使用詐欺

ドコモ口座とは?

そもそもドコモ口座とは何かからお伝えします。

電子決済サービスが過熱化する中で生まれたNTTドコモが提供する電子決済サービスです。

「d払い」と呼ばれる電子決済アプリと銀行口座を連携することで、ドコモ口座にお金をチャージすることができます。

それを利用して、買い物や送金ができる手軽にお金を使うことができるわけです。

問題なのが、幅広くユーザーを獲得する趣旨から電話番号確認は一切なく、メールアドレスのみで利用ができる、少し理解しがたい仕様です。

メールアドレスのみが仇に

中国籍の男女2人の被疑者が、銀行の預金者になりすまし、ドコモ口座と連携し、銀行からドコモ口座にチャージすることで不正引き出しが行われました。

銀行の預金者である被害者から見ると、知らないうちに勝手にドコモ口座が開設され、銀行から不正に出金されているというわけです。

では、なぜこのようなことが起きたのでしょうか。

それはドコモがメールアドレスのみで簡単にドコモ口座を開設できる仕様にしていたからです。

この本人確認の不十分さが中国籍の犯罪者の暴挙を許したわけです。

電子計算機使用詐欺とは

(電子計算機使用詐欺)
第二百四十六条の二 前条に規定するもののほか、人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与えて財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録を作り、又は財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録を人の事務処理の用に供して、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。

刑法 | e-Gov法令検索

電子計算機使用詐欺罪とは、簡単に伝えると、お金などを得たり、使ったりの嘘の記録をデジタル機器使う方法で不正に行うと成立する詐欺罪です。

いわゆる、コンピュータ詐欺罪です。

本件では、銀行の預金者に「なりすまし」、「デジタル機器を使うこと」で、ドコモ口座を不正に開設して、チャージしているので成立し得ると考えられる犯罪類型です。

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まとめ

今回の口座番号などの情報をどこから入手したのかは分かっていません。

また追加の情報があったときは追記していけたらと思っています。

みなさんもぜひ、銀行口座から不審な入出金がされていないかを確認して欲しいと思います。

ドコモに問い合わせたい方は、下記のページから連絡先が見れるのでご覧ください。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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