フランスが世界初の電子認証を導入したポルノサイトが与えるポルノ依存症・ポルノ脳とは?

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

ルーヴル美術館、エッフェル塔やオペラ座などの歴史で有名なフランスでポルノの利用に関する規制が強化されると発表されました。

これは成人を除く、未成年者に対するポルノサイト規制強化です。

SNSやオンラインゲーム、VODなどを楽しむためにインターネットへのアクセスが日常化しているなかで、当然のように「ネットポルノ」へのアクセスも日常化しています。

それは大人だけではなく、未成年者を含むインターネット利用者の全世代といってもいいと思います。

しかし、未成年者のときに与えるポルノサイトの影響は、女性や子どもへの性暴力へ繋がるばかりではなく、ポルノ依存症という依存症にも繋がります。

今回の記事ではポルノサイトが児童へ与える影響の1つである「ポルノ依存症」をお伝えします。

では、今回の講義を始めます。

世界初のデジタル認証の導入

今回の規制で大きな点は、デジタル認証システムの導入です。

フランスをはじめとする欧州では、18歳未満のポルノサイトへのアクセスは法律で禁止されていますが、フランス政府での調査では児童の約30%が12歳までに、62%が15歳までにポルノに触れていてそうです。

そこでフランスは世界で初めての措置を導入することにしました。

それがポルノサイト利用者のスマートフォンに政府認定のデジタル認定用アプリをインストールし、18歳以上であることの証明をするデジタル認証制度です。

この認証制度の導入によって、フランス政府は「2023年中に児童のポルノサイトへのアクセスを完全に禁止する」と声明を発表しています。

73%の子どもはネットでポルノを見る

子どもとデジタルの関係について研究する「Common Sense」の調査では驚きの結果が判明しました。

10代の子どもの約73%がインターネットでポルノを見ていることが分かりました。

これは全世代にスマートフォンが普及したことも大きな要因になります。

スマートフォンの使用を始める年齢と性に興味を持ち始める年齢がほぼ一致しているので、当然、ポルノサイトを閲覧してしまうのでしょう。

もちろん意図せずに閲覧してしまうことがあることも考慮しておきましょう。

異性愛者の男女のポルノ閲覧率

異性愛者である男女のポルノサイトの閲覧率です。

単純なポルノサイトの閲覧率は、男女共に70%を超えているので大きな乖離はありません。

しかし、意図して閲覧した割合は男子は50%を超えているので、男女で大きく乖離がありました。

これを見る限り、女子の40%は意図せずに見たといえるのではないでしょうか。

偶然か必然かのポルノ閲覧率

そしてこれがたまたま偶然か、意図してかの割合になります。

  • すべて意図して閲覧した・・・15%
  • 意図したこともあれば、偶然もある・・・29%

この結果から、意図して閲覧した割合が約44%であると分かると思います。

  • すべて偶然に閲覧した・・・29%
  • 意図したこともあれば、偶然もある・・・29%

この結果から、偶然に閲覧した割合が約58%であると分かると思います。

やはり女子の40%くらいが偶然に閲覧したというのは、あながち間違っていないかもしれません。

年齢別のポルノ閲覧率

次に見てみたい割合は、初めて閲覧した年齢です。

  • 10歳までに見始めた閲覧率・・・15%
  • 13歳までに見始めた閲覧率・・・54%
  • 17歳までに見始めた閲覧率・・・73%

フランスでのポルノサイトを初めて閲覧した年齢別の割合を思い出してみましょう。

  • 12歳までに見始めた閲覧率・・・30%
  • 15歳までに見始めた閲覧率・・・62%

これを比べる限り、大きく乖離していないと思います。

やはり17歳くらいまでには多くの10代がポルノサイトを閲覧していると分かると思います。

閲覧したポルノの種類

ここが大きな問題なのですが、閲覧したポルノ種類です。

  • 同意に基づくポルノの閲覧・・・33%
  • 暴力的なポルノの閲覧・・・52%

この調査結果で一番驚いたのが、暴力的なポルノの閲覧率が50%を超えていることです。

やはり非日常的なシーンを多く含む映像に興味を抱くからなのかと考えました。

児童の頃からこういった非日常なシーンを多く含むポルノに触れることによって、女性や子どもへの性暴力に繋がることが問題視され続けていました。

しかし、そのポルノの弊害というべき問題よりも大きい現代の依存症の一種が、「ポルノ脳」・「ポルノ依存症」と言われている依存症です。

この依存症の大きな原因が、ポルノの常習的な閲覧だと言われています。

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ポルノ脳とポルノサイト

では、ポルノ脳とはいったいなんでしょうか。

ポルノ脳とは、アダルトビデオ(AV)や性的な映像(ポルノ)を日常的に見過ぎることにより、脳が萎縮している状態のことをいいます。

現在の研究では具体的な数値までは出されておらず、あくまでも脳の萎縮と関係があるということが論文として発表されているだけです。

しかし、だからといって楽観的に考えてはいけません。

ポルノ依存症になる可能性はあります。

ポルノ依存症とは、その言葉の通りで、アダルトビデオ(AV)や性的な映像(ポルノ)などのアダルトコンテンツに依存することをいいます。

前述したとおり、10代の児童がポルノに触れるのは非常に影響が大きいわけです。

セックス乞食症

例えば、児童の頃から膨大なポルノに触れ続けることで、本物の性行為と「ポルノの演出」の違い分かりにくくなり、「セックス乞食症」と呼ばれる状態に陥る可能性があります。

その結果、中高時代を男子ばかりの寄宿舎で友達と一緒にポルノのシャワーを浴び続けた結果、愛情がある恋人とも性交渉ができないという症例が報告されているそうです。

これもポルノ依存症から生じる症状の1つです。

ビリー・アイリッシュ

また、アメリカ合衆国の歌手にしてYouTuberのビリー・アイリッシュさんは、11歳の頃から大量の暴力的なポルノに触れることで、睡眠中に発作を起こすほどの影響を感じたそうです。

ビリー・アイリッシュさんは、ポルノを見ることで「男の仲間」のような気分になったそうです。

こうして見続けた結果、「暴力的なもの以外(のポルノ)は見ることができない、魅力的じゃない、と感じるところまでいった」そうです。

さらに、自身の性体験や性的同意に対しても大きな悪影響を及ぼすほどの重症なポルノ依存症であったそうです。

麻薬以上の依存性のあるポルノ

インターネットは理想的な麻薬配布システムと言える。身元を知られずに興奮が得られるうえに、行動規範となるモデルまで存在するからだ。年中無休で家庭に麻薬を無料配布し、大人よりも子どものほうが使い方に習熟している――若者世代をまるごと依存症にしたいのなら、まさにうってつけのシステムだ。彼らはこの麻薬を頭から追い払うことができない

メアリー・アン・レイデン博士

レイデン博士は、コカインは体外に排出できるが、ポルノは記憶という排出されない中に残るので、薬物依存よりも回復が難しいと言っています。

確かに、特定の記憶のみを忘れさせる方法は現代の医学にはないので事実難しいと考えています。

そして、レイデン博士と同様に面白い見解を述べていたのが、サティンオーバー博士です。

他の依存症とは異なり、ポルノは最も効果的な依存性物質を直接体内に発生させる。つまり、ポルノは自慰行為を誘発し、それによりオピオイド[アヘンに似た作用を持つ物質]の自然分泌をもたらす。ポルノには、ヘロインにはない作用があるのだ

ジェフリー・サティンオーバー博士

つまり、ポルノを見てマスターベーションを誘発することにより、アヘンにも似た物質を体内で分泌しているという事実です。

このことにより、麻薬以上の依存性を出しています。

ポルノ依存症の及ぼす悪影響

悪影響 ① 現実の女性に興奮しなくなる

ポルノに登場する女性は、普段の生活では見かけない女性が多く登場します。

セクシーな体つきで、非常に性的な興奮を駆り立てるような女性ばかりで、そういった女性に目が慣れてしまうと、一般の女性では満足しなくなります。

実際に、過去の研究でもポルノを見る男性は目が肥えているので、脳内で女性のヒエラルキーを構築していることが分かっています。

その結果、現実の女性に興奮しなくなり、現実の性行為では満足できなくなり、最終的にはEDの症状があらわれることも多くあります。

悪影響 ② 勃起不全

悪影響①でもお伝えしたとおり、過激で非日常的なシーンの多いポルノを見ることによる影響です。

具体的には、以下の4つが原因であると考えられています。

  1. 性的刺激に慣れてしまう
  2. 現実とのギャップが生まれる
  3. 陰茎の感度が鈍ってしまう
  4. 神経や血管を傷付けてしまう

通常の性生活で得られる性体験では、興奮しなくなり、満足感を得ることができないことによって、勃起不全の症状が現れます。

過激で非日常的なシーンばかりのポルノに見慣れると、現実の性行為では物足りなくなります。

また、人は強い刺激を受け続けると、弱い刺激では感じにくくなるという性質があります。

そのため、ポルノを見ながら強い刺激でマスターベーションを繰り返すと、陰茎の感度が鈍って通常の性行為では性的刺激を感じられなくなることがあります。

そして、マスターベーションのやり過ぎは陰茎の神経や血管を傷付けることもあるので超注意です。

悪影響 ③ 間違った性の知識が定着する

ポルノをたくさん見る男性は、過激で非日常的な期待を抱くと分かっています。

  • ポルノの性行為が一般的なものだと勘違いする
  • 女性は髪を引っ張ったりお尻を叩けば喜ぶと勘違いする
  • 始めは嫌がっていたが、段々とよくなると勘違いする
  • コンドームを着けた避妊をしない
  • 激しい行為やオーバーなアクションが現実だと思う

他にもあると思いますが、かなり女性は困るような勘違いばかりされているように感じます。

悪影響 ④ 脳が正常にはたらかなくなる

日常的にポルノを見るながらマスターベーションをすると、性的欲求によって分泌されるホルモンに脳が慣れていきます。

このことによって、脳のホルモンバランスが崩れ、脳の働きにも過大な影響を及ぼすことが分かっています。

実際に、ポルノを閲覧した人とそうでない人が参加した実験では、ポルノを閲覧していない人と比較するとワーキングメモリが低下していることが分かりました。

脳が正常に働かなくなり、ワーキングメモリが低下することによって、集中力や処理能力の低下を招き、日常生活でミスやうっかりを繰り返すことが増えてきます。

悪影響 ⑤やる気が出なくなる

人間は、性的な興奮を感じると「ドーパミン」を分泌します。

ということは、普段から過激なポルノを見ている人は常に「ドーパミン」が分泌していることになります。

しかし、大量なドーパミンに慣れると、大してドーパミンを必要としないことでも、大量のドーパミンを必要としてしまいます。

一方で、ポルノ依存症になると性的な刺激に慣れてしまうため、ドーパミンが上手く分泌されなくなってしまいます。

ドーパミンが上手く分泌されないと、何をするにもやる気がなくなり、無気力状態がずっと続くことになります。

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この兆候がある人は「ポルノ依存症」かも?

ユニティクリニックさんのホームページに簡易診断のできる問診票がありました。

複数に該当する方は、是非、病院の受診も検討してみてください。

  • AVを見ることをやめられない
  • AVを見ることをやめようとすると、余計に見たくなる
  • AVを見ることに多くの時間をかけている
  • AVを見るために他の予定をキャンセルした
  • 現実の女性や性行為に興味がなくなってきた

現在は国際的な疾病リストでも病気と定義されているわけではありません。

しかも、世間的にも受け入れられている状態というわけでもありません。

それでも日常生活に支障をきたすこともまた事実です。

是非、勇気のある第一歩を踏み出してください。

まとめ

過激的で非日常的なシーンの多いポルノを見すぎると、段々と慣れが生じてきて、より過激なポルノを求めることになります。

それがよりポルノ依存症を悪化させることは自明です。

ポルノを見ることが悪いと言っているわけではありません。

実際にポルノを見たことがないという男性は皆無に等しいでしょし、見ないことは難しいと思います。

節度あるポルノ視聴が大事であるということです。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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