名古屋の薬局で起きた解毒剤で「美白」と虚偽広告で薬機法違反

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

アフィリエイターなら気を付けていることの1つが「薬機法に関する広告表示」だと思います。

不用意な広告表示は広告の配信停止になるだけでなく、賠償責任まで問われる大きな問題に発展するか可能性すらあります。

今回の記事はその1つです。

医薬品の広告表示に関するお話をお伝えしていきます。

では、今回の講義を始めます。

事件の概要

国に承認されていない効能を宣伝する文章を載せた「GOOD AID」のLINE画面

名古屋市に本社をおく「GOOD AID」が運営をする薬局がLINE登録をした顧客に送信した内容に、国が承認していない表現を日常的に用いていました。

現在の報道で分かっているのは、下記の2つです。

  • 医療用の解毒剤の成分「グルタチオン」では「美白・日焼け防止」「アンチエイジング作用」
  • 特定の整腸剤では「太りにくい体質になりたい人向け」

これらの効能効果は国から承認されていないものです。

該当薬局から送信された人は、信用しないようにお願いいたします。

薬機法における広告表示

薬機法(正式名称を医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律といいます)では、広告の表示には厳しい基準が設けられています。

それは医薬品が人体に及ぼす影響は非常に大きく、正しい効能効果を知った上で、その効能効果を得たい場合のみ服用するようにしなければ、副作用が大きく出てしまい悪影響となるからです。

医薬品の広告の3要件

  1. 顧客を誘引する意図が明確であること
  2. 特定医薬品等の商品が明らかにされていないこと
  3. 一般人が認知できる状態であること

医薬品の広告に該当する要件としては、1998年9月29日付の通達によって提示されています。

それが上記の3要件です。

25年以上の月日が経過しても上記の3要件で運用されています。

https://www.89ji.com/89ji_data/pdf/yakuji_koukoku.pdf

薬機法での広告制限

(誇大広告等)
第六十六条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。
2 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。
3 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 | e-Gov法令検索

誇大広告とは、事実に反する虚偽の表現や誇張した表現で消費者に誤った認識を与える可能性がある広告のことを指します。

当然、こういった広告は医薬品では甚大な被害へと拡大する恐れもあり制限がされます。

第1項では「何人も」とされていますが、ここには医療従事者や医薬関係者のみならず、アフィリエイターやライターなどの医薬品を対外的に宣伝する人も含まれています。

また、「効能、効果・・・」とありますが、「虚偽又は誇大な記事を広告し、記述してはならない」とされています。

つまり、今回のGOOD AIDがLINEの顧客に送っていた内容が該当します。

つまり、国に承認されていない効能効果を記述し、広告する行為は誇大広告に違反する可能性があるということです。

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医薬品等適正広告基準

医薬品の広告基準を満たすのかどうかを判断するのは、非常に困難を伴います。

そこで国は一定の基準を策定し、それの解説及び留意事項を通達として発表しています。

これは法律や政令ではないので法的拘束力が伴うものではないですが、厚生労働省をトップとする保健所などの薬務課での一定の判断基準になるものです。

しっかりと、この適性広告基準を理解して、医薬品の広告をしていって欲しいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000179263.pdf

まとめ

医薬品はアフィリエイト業界ではYMYLといい、利益は高いがリスクも非常に高いという分野で専門家以外は触れないのがベターだと言われています。

今回のGOOD AIDは実際に薬局などを運営している専門家集団の企業であるにも関わらず、医薬品の違法広告をしていたのは社会的責任を自覚し、健全で適切な医薬品の提供を怠っていたともいえます。

今後は専門家集団としての使命感をしっかりと持って運営をしていって欲しいと思います。

また、アフィリエイター、ブロガー、WEBライターなどのインターネット広告を取り扱う立場にある我々もどうように気を付けなければなりません。

しっかりと責任を自覚していきましょう。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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